あえて、文京区融資あっせん事業に融資を申し込んだ!
最初に融資がおりたのは日本政策金融公庫ですが、相談を最初にしたのは「文京区融資あっせん事業」というところでした。
区役所に隣接している東京商工会議所に中小企業診断士の方が日替わりで来ていて、融資を受けるための指導をしてくれます。
具体的には、融資を受けるための事業計画書の作成の指導でした。
事業計画書がきちんと完成すると、はじめて融資を申し込むことができます。
週1回で通い、合計3〜4回の指導を受けて事業計画書を完成させます。
前のブログ「あえて、日本政策金融公庫に申し込んだ!」にも書きましたが、融資を受けるためのポイント、つまり融資を受けるための面談には事業計画書はあまり重要ではありませんでしたね。
そこではなんといって実績、別に大げさなものでなく、どういう仕事をどれくらいの期間継続してしてきたのか、ということがポイントでした。
自分の場合は、「急いで融資を受けたいです」という意思を伝えたら、2回で事業計画書を完成させてくれて(最後は中小企診断士の言われるがままに書いた)、確か東京商工会議所の所長の捺印を計画書にもらって、提出になりました。
提出先は東京都保証信用協会というところになります。
ここで書類審査を受けて、通ったら面談し、これも合格できれば晴れて融資実行という流れになります。
ただ、この東京都保証信用協会からお金を融資してもらうわけではありません。ここは文字通り、保証をしてくれるところです。
何の保証かといえば、例えば自分が金融機関から融資を受けた際に、事業がうまくいかなくてその返済ができなくなってしまったとき、金融機関が貸したお金の取りっぱぐれがないように、この東京保証信用協会がお金を金融機関に立て替えて返済してくれるのです。
金融機関、自分の場合は朝日信用金庫ですが、朝日信金が取りっぱぐれしないように、保証協会が立て替えてくれるというわけです。
つまり、融資希望者の「信用」を「保証」する、というわけですね。
これがあるから、安心して朝日信金さんも自分にお金を貸してくれたわけです。
しかも、日本政策金融公庫と同じく、無担保・無保証人です。
さらに、文京区融資あっせん事業を利用して融資を申請すれば、利息は文京区が払ってくれるので、自分が利息を払うことはありません。
スバラシイ! \( ˆoˆ )/
だから特に誰かに相談するでもなく融資申請してしまいました。
そうでなければ、大した資産もない自分に800万円も融資してくれなかったでしょう。
800万円と言いましたが、文京区の創業融資額のマックスは800万円です。
これは法人の場合で、個人事業主は、自己資金の半分までとなっています。
「あえて、文京区本郷に会社をつくった!」にも書きましたは、ここでもいかに法人でないと事業がしにくいかがわかります。
しかし、自己資金の半分て、、、自己資金が足りないから借りたいのに、その半額じゃ少なすぎでしょう。。。
書類審査は、中暑企業診断士の指導も受けたので、問題なくパスでき、面談を受けることになりました。
地区によって面談場所はわかれていますが、文京区の自分の場合は八重洲にある本部(?)でした。
パーテーションで区切られたスペースに案内され、担当者と1対1で面談します。
大きな金額がかかていて、人生の転機、みたいなターニングポイントだったので、まあまあ緊張してのぞみましたが、担当の人が気さくで話しやすく、こちらの緊張をほぐそうと結構気を使ってくれた感じでした。
年齢は40頃で、自分とほぼ一緒。
面談をしている間、「何とか希望金額を融資してあげよう」みたいな姿勢を感じることができ、つじつまの合わないところをツッコミいれようとかではなかったですね。
日本政策金融公庫の面談の場合のように、ここでもこれまでの実績とこれからの事業予定の繋がりが最大のポイントになっていました。
また自分の場合は、出版を続けるのにあたり、なぜ前の会社ではダメで新しく会社を作らねばならないのか、も聞かれました。
時間にして45分くらいで終わり、この時も終わりころに、「融資、大丈夫すかね?」的な質問をすると、これまでの実績がしっかりしていますし、10年以上の経験があって、多分大丈夫じゃないですかね。といった返事でしたね。
日本政策金融公庫もこの時も、共通しているのは、「融資を受けさせてあげたい」という、意外とも思える姿勢でした。
面談後10日ほどで融資OKの電話をもらえました。